近年のサウナブームで銭湯のサウナだけにとどまらず、自宅などにサウナを持つ人も増えています。
サウナに入っていると気になるのが、サウナ内の温度です。
サウナ内は高温低湿の過酷な環境のため、購入時には故障しないものを選ぶ必要があります。
今回は、サウナ用温度計を購入する際の注意点やおすすめのサウナ用温度計を紹介します。

サウナ内の温度と湿度はどれくらい?

日本のサウナは乾式サウナと呼ばれる方式が多く、温度は80~100℃に設定されています。サウナ内の温度が低い場所でも、70℃ほどの高温となっています。
「乾式」と名付けられているだけあり湿度は低く、おおよそ10~15%ほどの低湿状態です。
これに対しロウリュが有名なフィンランド式サウナは、温度は低く60~80℃ほどです。湿度は乾式サウナよりも多少高く20~30%ほどです。
人間にとって快適な湿度は50~60%ほどと言われているため、サウナ内の湿度はかなり低く設定されています。
湿度が低いと汗が蒸発しやすくなり、気化熱とともに熱を奪い体温を下げる効果があります。
サウナ内の湿度が高すぎると気持ちよさは感じず、熱帯夜のように居心地の悪い空間となるでしょう。
サウナで温度計が必要な理由

多くの乾式サウナの温度設定は80~100℃になっていますが、80℃以下の低温サウナも存在します。
そのため、サウナ内に温度計を設置して実際の温度が何℃になっているかを、入っている人に確認してもらう必要があります。
温度を基準にすれば、〇℃のときは5分、△℃のときは10分など、サウナに入る時間を調整可能です。
最近のサウナブームにより自宅に設置する方やテントサウナなどがブームになっています。
個人でサウナを楽しむ場合、外気温や設備の不具合などにより、狙った温度より低くなっていることがあります。
そのような場合に、温度計を設置していれば狙った温度になっているか確認でき、熱源が少ないなど原因の調査も可能です。
サウナ用温度計を購入する際の注意点

サウナは高温で低湿の過酷な環境です。そのため、サウナで使用する温度計はしっかりと選ばないとすぐに壊れてしまう可能性があります。
必ずサウナ用温度計を購入する
温度計はさまざまなものが販売されていますが、一般的な温度計は50℃ほどが上限となっているため、サウナの温度は測定範囲外です。
サウナ専用の温度計は測定範囲が120℃くらいまでのものが多いため、必ずサウナ用温度計を購入するようにしましょう。
湿度はあくまで目安として使う
湿度は温度に比べると測定が難しく、低い湿度になるとさらに測定が難しくなります。
数千円のサウナ用温度計にも湿度計が付いているものが多いですが、公式ページを確認しても湿度の精度は記載されていません。
そのため、正確なところは分かりませんが、10~20%ほどの誤差があると推測できます。
これだけの誤差があると、正確な測定はできませんのであくまで目安として活用しましょう。
おすすめのサウナ用温度計
ここでは、個人で使えるものからプロが使うものまで、おすすめのサウナ用温度計を紹介します。
ViaGasaFamido サウナ用温度計
メーカー | ViaGasaFamido | 電池 | 不要 |
測定範囲 |
温度:10~120℃ 湿度:0~100% |
色 |
ゴールド |
寸法 | 高さ100×幅100×奥行25mm | その他 |
ゴールドの枠でシンプルながら高級感があるサウナ用温度計です。
シンプルなので温度の値を読み取りやすく、一目見ただけで現在温度を把握可能。
軽くて持ち運びやすいので、テントサウナでの使用にもおすすめです。
クレセル SA-150
メーカー | ViaGasaFamido | 電池 | 不要 |
測定範囲 |
温度:10~120℃ 湿度:0~100% |
色 |
ゴールド |
寸法 | 直径15×3.5cm | その他 | 大型表示 |
直径15cmの大型表示で離れても温度を確認できる温度計です。
温度範囲が150℃までと広いため、サウナで多い設定温度の80~100℃が、目盛の真ん中付近に位置します。
そのため、数値を読み取らなくても、針の位置で感覚的に温度を把握することができます。
xuuyuu サウナ温湿度計
メーカー | xuuyuu | 電池 | 不要 |
測定範囲 |
温度:10~120℃ 湿度:0~100% |
色 |
木目 |
寸法 | 約16.5x14cm | その他 |
高品質のホワイトパインで作られた本体は、高い耐久性があり長く使える温湿度計です。
コンパクトでナチュラルなデザインなので、多くのサウナに馴染むデザインです。
LUFFT サウナ用温度計
メーカー | LUFFT | 電池 | 不要 |
測定範囲 |
温度:10~120℃ 湿度:0~70% |
色 |
シルバー |
寸法 | 直径160 mm×厚さ37mm | その他 | 高精度 |
3万円を超える価格で非常に高価ですが、温度・湿度ともに精度よく測れる温度計です。
温度の精度は±1℃、湿度の精度は±3%なので、精密さが必要とされる電子部品の工場などでも使用されるレベルの温湿度計です。
その精度の高さは、湿度のセンサーに人間の毛髪を使用している点にあります。
人間の毛髪は昔から湿度センサーとして使用されて、高精度に測定ができます。
サウナの温度・湿度にこだわる方はぜひ試してみてください。
Jiangying サウナ用温湿度計
メーカー | Jiangying | 電池 | 不要 |
測定範囲 |
温度:10~120℃ 湿度:0~100% |
色 |
木目 |
寸法 | 約14x 26x 4cm | その他 |
大型表示で離れても温度を確認しやすい温度計です。
温度と湿度のメモリが別々になっているため、それぞれの値を感覚的に把握できます。
素材には天然の松の木を使用していて、ナチュラルな雰囲気が好きな方におすすめです。
Yosoo サウナ用温度計
メーカー | Yosoo | 電池 | 不要 |
測定範囲 |
温度:10~120℃ |
色 |
木目 |
寸法 | 19.9 x 14 x 4.1 cm | その他 |
外枠がないシンプルなサウナ用温度計です。
珍しいデザインですが、針を手で触ると温度が狂う危険性があるため注意が必要。
他の人が使っていないような温度計が欲しいという方におすすめです。
tomtask
メーカー | tomtask | 電池 | 不要 |
測定範囲 |
温度:0~120℃ 湿度:0~100% |
色 |
シルバー |
寸法 | 約125mmx30mm | その他 | スタンド付き |
サウナ用温度計は壁掛けタイプが主流ですが、この温度計は壁掛けとスタンドの2種類で設置可能。
自宅用サウナやテントサウナは壁掛けフックがない場合も多いため、スタンドで自立するのは嬉しいポイントです。
RONGCERC サウナ用デジタル温度計
メーカー | RONGCERC | 電池 | 電力ケーブル |
測定範囲 |
内蔵センサー:-40~80℃ 外部センサー:-40~125℃ |
色 |
ブラック |
寸法 | 24.5×13.6×2.4cm | その他 | センサーケーブル5M |
コード付きのセンサーなので、サウナ室の隅を測定する場合でも、表示機を見やすい場所に設置できます。
センサーは防水で水に浸けられるため、お風呂の温度測定にも使えます。
ただし、表示部は防水ではないので、湯気に当たらず湿度が低い場所に設置してください。
液晶部は13.6×24.5cmと大型。離れていても見やすい大きさで温度確認が簡単です。
Mag Cruise ととのうセット
メーカー | Mag Cruise | 電池 | 不要 |
測定範囲 |
10~120℃ |
色 |
木目 |
寸法 | 直径13cm(温度計) | その他 | 天然木材を使用 |
サウナに必要な小物がセットになった温度計です。
内容は、温度計・サウナ桶・サウナスプーン・桶用カバー・砂時計です。
サウナテントや銭湯でのマイサウナグッズとして使えます。
サウナ内の小物を木目調に統一したい方におすすめです。
LUFFT サウナ用温度計
メーカー | LUFFT | 電池 | 不要 |
測定範囲 |
温度:10~120℃ 湿度:0~70% |
色 |
ウッド調 |
寸法 | 直径160 mm×厚さ36mm | その他 | 高精度 |
同じくLUFFT社の高精度なサウナ用温度計です。
精度は先ほどのものと同じでありながら、価格は約2万円とリーズナブルになっています。
また、ウッド調のデザインなので、多くのサウナに違和感なく溶け込むようになっています。
まとめ
乾式サウナの温度は80~100℃、フィンランド式サウナの温度は60~80℃が一般的です。
サウナ用温度を選ぶ際には、気温を測定するものではなく、必ずサウナ専用の温度計を選びましょう。
また、湿度は正確でないものが多いため、あくまで目安程度に確認することが大切です。