輸送中の温度管理ってどうやるの?

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輸送中の温度管理の重要性

食品を製造してお客様に出荷をする際には必ずトラックなどでの輸送が発生します。

工場で製造中はしっかりと温度管理をしているのでしょうが、輸送中の荷台の温度管理はどうでしょうか?冷蔵トラックであればしっかりと冷やされているから大丈夫と思いますか?

何年か前に大手運送会社の冷蔵便がしっかりと冷やされていなくて、荷物が腐ってしまい大問題となったことがありました。

それを機に問題を起こした運送会社だけではなく、他の運送会社、ゆうパックなども必ずトラックの冷蔵庫に温度計を取り付けるようになりました

また、町を行くヤクルトレディはバッグをいくつも持っていますが、それぞれに温度計が取り付けられています。一定以上の温度になったら廃棄するように仕組みが作られています。

温度管理がしっかりしている会社を食品が離れる時の温度管理はとても重要です。

工場から食品が離れていった後、どのように温度管理を行っていけばよいのでしょうか。

トラックの中の温度管理とは

輸送中のトラックの冷蔵室はどのように温度管理をすればよいのでしょうか。

まず、はじめに簡単な方法としては冷蔵庫用温度計を取り付けることです。

冷蔵庫用温度計って何?でも紹介しましたが、佐藤計量器製作所のPC-3300がオススメです。こちらを冷蔵室に取り付けてトラックが輸送を終えて帰ってきたときに最高最低温度を確認すれば温度が上がっていないかチェックすることが出来ます。

簡単に測定したいならこちらがオススメです。

ただ、最高最低の表示だけだとどれくらいの時間温度が上がっていたのかは分かりません。扉開け閉めの際に暖かい空気が入ってきて短い間だけ温度が上昇したのかもしれません。

また、お客様に輸送中の温度に問題が無いか聞かれたときに、証明するものを出すのが難しいです。

よりしっかり管理をしたいならデータロガータイプを使うべきでしょう。

こちらはおんどとりのTR-51iとデータコレクターのTR57DCiです。

使い方としては、上のTR-51iをトラック内に設置して記録を開始します。

輸送中はずっと記録を取り続けて、戻ってきたら下のデータコレクターTR-57DCiでデータを取り出し、データコレクターをパソコンと繋いでパソコンで温度の変化を表示すると言う形です。

このデータにトラックごとの名前をつけて保存しておけば、いつでもお客様から要請があった際に、その日のデータを印刷して渡すことが出来ます。

例えば、2月17日トラック②とデータ名を付けて置けば、いつでもすぐに取り出すことが出来ます。

トラックの温度測定時の注意点

トラックの温度測定をする際の注意点がいくつかあります。

まず、デジタルの温度計は電池で駆動しているためー10℃以下の環境では基本的に使うことは出来ません。

これはほとんどのメーカーの電池の使用環境がー10℃以上となっているためです。-10℃を下回ると基本的に電池は発電しなくなってしまいます。

そのため、トラックの冷蔵室でしたらそれほど問題は無いのですが、冷凍室になった場合は本体を中に入れることは出来ません。

その場合はセンサーコードのみ中に差し入れるようにしましょう。

PC-3300の場合コードが標準付属しているので問題はありません。

おんどとりのばあいは上記のTR-52iを使うようにしましょう。

どうしてもセンサーコードを差し入れる隙間が無いという場合はちょっと薬価利です。どうしてもデジタル温度計を使いたい場合は、電池が入っている本体を保温しなくてはなりません。

本体は発泡スチロールなどの断熱材の箱に入れて、センサーコードのみはこの外に出して測定をします。

ただこの方法では一日など長い時間は持ちません。断熱材を使っていても少しずつ温度は下がっていくからです。ひとつの配送が終わるたびに温度計を一旦取り出す必要が出てくるでしょう。

このように手間をかけられないのであれば、アナログの温度計を使うようにしましょう。

次に注意をしなくてはいけないのは結露です。

寒い環境から急に暑い環境に温度計を取り出すと、内部の空気が結露をして電子基盤が腐食してしまいます。

これを繰り返すとすぐに使えなくなってしまいます。

できれば一度トラックに入れた温度計は電池交換の際以外は入れっぱなしにしておくようにしましょう。

複数台のトラックで使用したいなどの理由で頻繁に出し入れがある場合は、冷蔵室の温度が常温に戻るまで放置をして、外との温度差が無くなってから取り出すようにしてください。

面倒かもしれませんが、電子製品が結露すると本当にすぐに壊れてしまいます。せっかく買った温度計ですので出来れば大切に使って長持ちさせましょう。

まとめ

トラックで輸送する際の温度管理の重要性は分かっていただけたでしょうか。

せっかく工場でしっかりと温度管理をしても輸送中の温度管理を忘れると台無しになってしまうことがあります。

お客様に食品を届けるまでが食品の製造だと思って、自分たちの手から完全に離れるまではしっかりと温度管理をしていきましょう。

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