温湿度計はあてにならない?おすすめの正確なメーカーを紹介

室内の快適さやジメジメ具合を把握するのに、温湿度計は欠かせません。

しかし、表示される温湿度が「正確ではない 」と感じる人も多いのではないでしょうか。

実は温湿度計を正確に使用するには、温湿度計の特性や設置のコツを知る必要があります。

この記事では、正確な温湿度計を購入する方法や、温湿度計を正確に使用するコツを解説します。

管理人
この記事は、測定機業界で10年以上、温度計を提案してきた管理人が執筆しています。
 

温湿度計は正確じゃないからあてにならない?

普段使用している温湿度計が、正確ではないと感じる人は多いのではないでしょうか。

しかし、実際には温湿度の数値が問題ないケースも多くあります。

温湿度計が正確じゃないと感じる要因の一つは、「誤差」があることです。

例えば、温度の誤差が1℃だとすると、2台を比べた場合、最大で2℃の差がでます。

この場合、どちらの温湿度計も正常ですが、誤差を知らない人は、どちらかが正確ではないと感じてしまうでしょう。

製品の精度

測定値が25℃/50%RHだった場合の誤差範囲

2台を並べた場合の最大表示差

±1℃

24℃~26℃

2℃

±3%RH

47%RH~53%RH

6%RH

±5%RH

45%RH~55%RH

10%RH

また、温湿度計は長い期間使用していると、経年劣化で数値がずれてきます。

特に湿度はセンサー部にホコリが付着すると、数値のズレが大きくなります。

湿度が10%rh以上ズレるケースも多く、正確ではないと思ってしまいます。

これらの要因は、温湿度計に必ず発生することです。

そのため、正しい知識を持っていれば、温湿度計が正確か判断できます。

温湿度計を正確に使う方法

温湿度計は、ドアや窓の近くに設置せず、熱源から離してください。

ここでは、温湿度計を正確に使う方法を解説します。

ドアや窓の近くに設置しない

温湿度計は、ドアや窓の近くに設置してはいけません。

窓際とドアの近くは、外気の影響を受けて正確に温湿度を測定できないためです。

例えば、ドアの近くに設置すると、開閉時に室外の空気が流れ込んできます。

流れ込んだ空気に温湿度計が反応するため、室内の温湿度とはズレが生じます。

なるべく外気や直射日光の影響を受けない場所に設置しましょう。

理想的な設置場所は以下の通りです。

  • 床から1.1~1.5mほどの高さ
  • 部屋の中央や代表的な生活エリア

定期的に交換する

温湿度計は一生使用できるものではなく、劣化したら買い替える消耗品です。

温湿度計のセンサーには寿命があり、時間が経つと劣化して正しい数値を表示しないためです。

一般的には2~3年ほどで精度が落ちてきますが、ホコリの多い環境や空気が汚れた環境では劣化が早くなります。

新しい温湿度計を持っている場合は、古い温度計と比べて精度を確認することが可能です。

熱源の近くに設置しない

熱源の近くに設置すると、熱の影響を受けて正しい温湿度を表示できません。

熱源には以下のようなものがあります。

  • エアコン
  • 冷蔵庫
  • テレビ
  • 産業機械
  • パソコン など

部屋の中には熱を発するものは多くあるため、なるべく離れた場所に設置してください。

正確な温湿度計の選び方

温湿度計は、まずアナログかデジタルかを検討して、その後に精度や機能を確認します。

ここでは、正確な温湿度計の選び方を解説します。

アナログかデジタルで選ぶ

アナログとデジタルには、それぞれ異なるメリットがあります。

まず、アナログ式には、パッと見て温湿度の数値を把握できる視認性の高さがあります。

温湿度は一日に数回はチェックするため、視認性の高さは重要です。

また、オシャレな製品が多く、部屋のインテリアとしても馴染むでしょう。

 

デジタル式は、アナログ式と比べて高精度な商品が多いことが特徴です。

また、MAX/MINや時計表示など、多機能であることもメリットの一つです。

ただ、定期的な電池交換が必要となり手間がかかります。

アナログとデジタルのメリットとデメリットを以下の表にまとめました。それぞれの特性を理解して購入してください。

特徴

アナログ式

デジタル式

読みやすさ

針の位置で直感的に読み取れる

数値を読み取る必要があるためワンテンポ遅れる

機能性

基本的な温湿度表示が主

アラーム、時計、データ記録など多機能

デザイン

インテリア性が高く、選択肢が豊富

シンプルなデザインが多い

電源

電池交換が不要で手間がかからない

電池交換が必要

精度

製品によるが、デジタル式に比べて幅がある

一般的に高精度モデルが多い

精度をチェックする

温湿度計の正確さを重視する場合、精度のチェックが欠かせません。

温湿度計の精度は、測定する温度帯やアナログ・デジタルにより異なります。家庭用温湿度計の精度の目安は以下の通りです。

  • アナログ式:温度±2℃、湿度±8%rh
  • デジタル式:温度±1℃、湿度±5%rh

精度が上記の範囲内であれば、家庭用としては問題ない数値といえます。

より高い精度が必要な場合は、1~2万円以上のお値段のものが多く、産業用としての使用がメインとなります。

機能で選ぶ

温湿度計は、単に温湿度を測定するだけでなく、さまざまな機能が付いている商品があります。

温湿度計に付いていることが多い機能は、以下の通りです。

  • 時計、カレンダー
  • MAX/MIN
  • アラーム
  • インフルエンザ予防指数
  • 熱中症予防指数
  • 快適マーク

どの機能が必要かは、人によります。ただ、時計機能やMAX/MIN機能は多くの人が活用できるため、付いていると便利でしょう。

おすすめの正確な温湿度計

TANITA TT-580

メーカータニタ電池単4形アルカリ乾電池(LR03)×2本
測定精度温度:±1℃(0~40℃)
湿度:±5%rh(35~75%rh)
ホワイト
重量176gその他グラフ表示

体組成計で有名なタニタの高機能な温湿度計です。

時計やカレンダーだけでなく、温湿度の推移がグラフ表示されます。

外出中の温湿度を後から確認できるため、ペットを飼っている人にもおすすめです。

取り付けは、置き式と壁掛け式の2パターンから選択可能。

2パターンあれば、温湿度計で正確に測定するために、正しい場所に設置できるでしょう。

一般的な精度があり、家庭で使用するには何の問題もありません。

温湿度を測るだけでなく、時計やカレンダーなど多機能な温湿度計が欲しい人におすすめです。

シンワ測定 環境チェッカーミニ 73244

メーカーシンワ測定電池単4乾電池×1本
測定精度温度:±1℃(0~50℃)
湿度:±5%rh(30~90%rh)
ホワイト
重量65gその他熱中症・インフルエンザ指数表示

サイズが厚さ21mm×横62mm×縦72mmとコンパクトな温湿度計です。

コンパクトサイズなので、遠くから温湿度を確認するよりも、デスクのパソコン横などにおいてチラッと確認するのに向いています。

シンプルなデザインで、さまざまなデスクにマッチするでしょう。

熱中症とインフルエンザの危険度が分かる指数表示があるため、危険になったらマスクをするなど対策が可能。

コンパクトで安価ですが、精度は一般的な温湿度計と同レベルで問題ありません。

普段使いとして、お手ごろな温湿度計が欲しい人におすすめです。

A&D AD-5681

メーカーA&D電池単4乾電池×2本
測定精度温度:±1℃
湿度:±5%rh(25~69.9%rh)
ホワイト
重量135gその他時計・MAX/MIN・目覚まし

AD-5681は、測定範囲の-10~50℃のすべてで精度±1℃で測定できる正確な温湿度計です。

一般的な室内の温度だけでなく、低温や高温状態でも正確に測定したい人におすすめです。

また、温湿度計としては珍しく「目覚まし機能」が付いています。

最高と最低(MAX/MIN)が自動記録され、後から確認できるのも嬉しいポイントです。

佐藤計量器製作所 SK式1号

メーカー佐藤計量器製作所電池不要
測定精度温度:±1℃
湿度は換算のため表記なし
ホワイト
重量110gその他

温度の測定精度が、±1℃の乾湿計です。

乾湿計は、気温を測る「乾球」と、ガーゼで湿らせた「湿球」の温度差から湿度を換算します。

ガラス温度計の精度は時間が経っても劣化しづらいため、おのずと湿度の精度も悪くなりません。

水の補充やガーゼの交換などに手間がかかりますが、長期間に渡り正確に温湿度を測定したい人におすすめです。

佐藤計量器製作所 ハイエストⅠ

メーカー佐藤計量器製作所電池不要
測定精度温度:±2℃
湿度:±3%rh(40~80%at15-25
℃)
シルバー
重量110gその他毛髪式センサー

ハイエストⅠ型は、センサーに人の「毛髪」を使用しています。

毛髪は湿度のセンサーとして古くから用いられていて、高精度に測定できると知られています。

ハイエストⅠ型の湿度の精度は、±3%rh(40~80%at15-25℃)で、一般的なデジタル温湿度計よりも高精度です。

また、高級感のあるデザインで、お部屋のインテリアとしても適しています。

お値段は少し高いですが、湿度を高精度に測定できる温湿度計が欲しい人におすすめです。

まとめ

温湿度計にはさまざまな種類がありますが、正確に使用するにはコツが必要です。

温度計を正確に使用するには、以下の点に注意してください。

  • ドアや窓の近くに置かない
  • 定期的に交換する
  • 熱源の近くに設置しない

また、正確な温湿度計を購入するには、アナログとデジタルの特性を知っておく・精度をチェックする・付随機能を確認するなどが必要です。

この記事を参考にして、あなたに最適な温湿度計を選んでください。