厨房にはキッチンタイマーが必須
調理には時間の管理が不可欠です。
煮物をする時の煮ている時間、冷却するときの時間、オーブンで熱するときの時間、面をゆでるときの時間。
これらを測るために調理場ではタイマーがたくさん使われています。
調理場の中をのぞいてみると、みなさん普通の機能のキッチンタイマーを使っていることが多いです。
キッチンタイマーについて調べてみると、すごい便利な機能が付いたタイマーがたくさんあります。
本日はそんな一風変わったキチンタイマーをご紹介したいと思います。
防水のキッチンタイマー
こちらはタニタのTD-376です。
防水等級はIPX7となっており、少しの時間なら水没させても大丈夫です。
防水については、中心温度計の選び方④防水性能をご覧ください。
そのため丸洗いできる仕様となっているので、衛生管理に気をつけたい調理場にはぴったりなタイマーですね。
ちなみに防水機能がついていないと濡れた手で操作をした場合、壊れてしまうこともあるので調理場で使おうと思ったら防水は必須の機能ですね。
こちらはドリテックの洗えるタイマーT-533WTです。
防水性能的にはタニタのものと同じIPX7ですが、時間設定のボタンが10分、1分、10秒と3つあります。
例えば11分を設定するときにタニタのタイマーですと、1分を11回押さなくてはなりませんが、ドリテックのT-533WTだと10分を1回、1分を1回押せば設定完了です。
一日に何度も使うタイマーだからこういった一手間省けるタイマーはいいですね。
大音量のタイマー
こちらはタニタの防水大音量タイマーTD-377です。
一般家庭で使うのでしたら音が大きいタイマーは不要ですが、食品工場や飲食店など騒がしい場所では大音量のタイマーが役に立ちます。
普通のタイマーは70~80dBほどですが、TD-377はなんと100dBです。
音の大きさの目安としては70dBがせみの鳴き声程度、100dBが電車が通るときのガード下の音くらいです。
100dBあれば音を聞き逃すことは無さそうですね。しかも防水機能付ですので、濡れても安心です。
長時間タイマー
こちらはA&Dの長時間タイマーAD-5714です。
20時間まで測定できるので夜通し煮込みたいときにもぴったりです。だいたいのタイマーは90分までの測定ですので、20時間あればほとんどの料理に対応できますね。
ただ、防水性能はありませんので濡れた手で触らないようにしましょう。
ストップボタンを押さなくていいタイマー
こちらは佐藤計量器製作所のワンタッチタイマーTM-22です。
通常のキッチンタイマーはアラームが鳴ると30秒ほど鳴り続けますので、お客様の迷惑にならないように必ずストップボタンを押してアラームをとめなくてはなりません。
このワンタッチタイマーはアラームが鳴ると5秒で音が止まり、最初に設定してあった時間に戻ります。そのため、ストップボタンを押す必要がありません。
例えばラーメンの麺を茹でる時間など一日に何十回もタイマーを使いますので、ストップボタンを押さなくていいだけでもかなりの手間を省くことが出来ます。
手洗い用タイマー
最後にご紹介するのは佐藤計量器製作所のTM-27とカスタムのTM-30です。
こちらは手洗い専用のタイマーです。
非接触のセンサーで手をかざすだけでスタートストップをする事ができます。
そのため、タイマーに手を触れることなく手洗いをする事ができるので非常に衛生的です。
もともとは佐藤計量器製作所が最初に発売をした製品のため、シェアはナンバー1です。どこの食品工場に行ってもTM-27を見かけるほどです。
ただカスタムのTM-30も性能的には変わらないので、見た目の好み、メーカーの好き嫌いで選んでも問題ないでしょう。
手洗いタイマーについては、手洗いは衛生管理の基本!正しい手洗いの仕方とはで解説していますのでご覧ください。
まとめ
本日はいろいろな機能をもったタイマーをご紹介させていただきました。
100均でシンプルなタイマーも売っていますが、毎日使うものですので自分にあった機能のキッチンタイマーを探してみてはいかがでしょうか。
長く使うものには少しお金をかけても、それ以上のリターンがあるはずです。