冷蔵庫用温度計ってなに?

冷蔵庫用温度計ってなに?

本日は冷蔵庫につける温度計の話をしたいと思います。

冷蔵庫は食材を保管する上でとても大事なものです。冷蔵庫が壊れて正しい温度になっていないと保管していた食材がすべて駄目になってしまいます。

また冷蔵庫を閉め忘れて一時的にでも温度が上がってしまうと食中毒の発生する確率が高くなってしまいます。

そのため、HACCPを導入するのであれば保管中の温度管理も気をつけなくてはなりません。

もともと温度計が付いている冷蔵庫はいいのですが、付いていない冷蔵庫を使用している場合はどのように設置をすればいいのでしょうか。

こちらはエンペックスの冷蔵庫用温度計です。

冷蔵庫用温度計の中では一番簡単なタイプの温度計です。

これは冷蔵庫・冷凍庫の中においておくだけで測定をすることができます。あえて説明するまでも無い簡単な温度計です。

原理としては中に入っている着色された液体(灯油)が温度によって膨張・収縮することにより高さが上下するので、それを温度として表示しています。

欠点としては冷蔵庫を開けないと温度確認ができません。冷蔵庫と言うのは開け閉めのときに外気が入って温度が上がってしまいます。

温度確認のために開けたら温度が上がってしまって、規定の温度に入っていなかったということにもなりかねません。この温度計を使って冷蔵庫の温度測定をする場合は素早く温度を読み取るようにしてください。

こちらは佐藤計量器製作所のチェッカーメイトⅡ 2針タイプです。

これは温度計からコードが伸びていてその先にセンサー部があります。これを冷蔵庫・冷凍庫のパッキンの隙間から中に差し込んで温度を測定することができます。

温度の表示部は磁石などで冷蔵庫の外側に貼り付けておけば、ドアを開けなくても中の温度を確認することができます。

温度を測定するためだけに冷蔵庫の開け閉めをするのは少し面倒ですので、どうせ購入されるならこちらをお勧めいたします。

またセンサーが2本付いていますので、冷蔵庫・冷凍庫の両方にセンサーを差し込んで測定することができます。

こちらは佐藤計量器製作所のPC-3300です。

デジタルの冷蔵庫用温度計ですが、こちらのいいところは液晶に最高・最低温度を表示するところです。

最高・最低表示とは前回にリセットボタンを押したときから現在までの一番高かった温度と低かった温度のことです。

これが分かることで途中で冷蔵庫が異常な温度になっていなかったかを確認することができます。

上で紹介しているアナログの温度計では最高最低温度を確認することができません。つまり、途中で温度が上がってしまっていても、温度計を確認した時点で温度が下がっていれば異常を発見することはできないのです。

それほど値段に違いも無いので、できるのであればこういったデジタルの温度計をお勧めいたします。

冷蔵庫温度計って壊れるの?

冷蔵庫用温度計は設置してからあまり動かすことはせずに、基本的には定期的に温度を確認するだけです。

なのであまり不具合を起こさない製品ではあるのですが、壊れてしまうことはあります。

それはセンサーをパッキンの隙間から内部に差し入れるためどうしてもコード部分に圧力がかかってしまいます。

圧力がかかると中の線が断線して温度表示をしなくなってしまいます。

これはどうしようも無いことなので、コードの部分は消耗品と思って諦めるしかないでしょう。

開け閉めを丁寧にして圧力がかからないようにしたり、コードにパイプ上のゴムを巻いて圧力がかからないようにすることもできますが、そのようなオプション品はメーカーでは売っていないため、自作する必要があります。

ただ、定価で数千円のものなのでそこまでするよりも1~2年で壊れると思って消耗品感覚で使うのが良いかもしれません。

また、アナログ温度計の方はガラスの温度計を使っていますので、何かをぶつけて破損させてしまうと異物混入の恐れがあります。中の液体は灯油であることが多いので、それほど毒性は無いのですが、食材にかかってしまった場合は破棄をする必要があるでしょう。

また、長年使っていると内部の灯油の膨張率が変わってきます。そうすると表示している温度がずれてきてしまうので、何年か経ったら買い換える必要が出てきます。

デジタル温度計に比べると温度はずれにくいですが、それでも必ずずれてくるものなので、定期的に校正をする必要はあります。

まとめ

食材の保管に必要な冷蔵庫につける温度計ですので、とても重要なものです。
金額的には安価な温度計が多いので冷蔵庫冷凍庫のすべてに付けておくのがいいでしょう。

おいしい食品作りは調理だけではなく、保管の段階から既に始まっています。

食材の温度管理を適切にしてお客様においしい料理を出せるようにしていきましょう。

ちなみに、温度管理をしたら必ずなんどだったかメモをとることも大事です。温度管理をしている証拠が無いと、仕入れ業者に非があったのかどうかも分かりませんし、保健所などに証拠資料の提出もできません。

温度チェックをしたら必ずメモをするようにしましょう。